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原油先物は小幅高、楽観的な需要見通しで

ロイター / 2024年6月12日 10時27分

 6月12日、アジア時間の原油先物は小幅高。米エネルギー情報局(EIA)や石油輸出国機構(OPEC)が世界的な需要について明るい見通しを示したことを好感している。写真は2019年11月、米テキサス州パーミアン盆地で撮影(2024年 ロイター/Angus Mordant)

Arathy Somasekhar

[12日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅高。米エネルギー情報局(EIA)や石油輸出国機構(OPEC)が世界的な需要について明るい見通しを示したことを好感している。

0016GMT(日本時間午前9時16分)時点で、北海ブレント先物は0.11ドル(0.1%)高の1バレル=82.04ドル、米WTI原油先物は0.18ドル(0.2%)高の78.10ドル。

EIAは2024年の世界石油需要の伸び見通しを、前回予想の日量90万バレルから同110万バレルに引き上げた。OPECは、下半期の旅行や観光による需要から24年の世界石油需要が比較的堅調に伸びるとの見通しを維持した。

ANZのアナリストは顧客向けのメモで「OPECは今年後半に自主的な減産を段階的に開始すると先週発表したにもかかわらず、OPECの予測は、それが市場に容易に受け入れられることを示唆している」と指摘。石油需要は中国や他の新興国経済にけん引される可能性が高いとした。

市場筋によると、米石油協会(API)がまとめた6月7日終了週の米国の原油在庫は242万8000バレル減少した。ロイター調査では100万バレル強の減少が予想されていた。

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