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午前の日経平均は反落、重要イベント前に様子見 商い薄い

ロイター / 2024年6月12日 12時11分

 6月12日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比308円46銭安の3万8826円33銭と、反落した。写真は都内にある株価ボード前を歩く男性。2020年5月撮影(2024 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 12日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比308円46銭安の3万8826円33銭と、反落した。米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、ポジション調整の売りが優勢となった。日経平均は心理的節目の3万9000円を再び下回った。重要イベントを控え様子見ムードも強く、売買代金は低調だった。

日経平均は269円安の3万8865円15銭と、反落してスタート。一時、325円安の3万8809円36銭で安値を付ける場面があった。取引時間中に香港のハンセン指数が下げ幅を拡大したことも、投資家心理の悪化につながった。時間外取引での米株先物は高安まちまちだった。

11日の米国株市場はS&P総合500種とナスダック総合が前日に続き終値で最高値を更新した一方、ダウ工業株30種は小幅に下落した。

みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジストは「今週に入ってから日米ともに主要指数がまちまちになるなど、ばらつきがみられる」と指摘。相場のトレンドは弱いことが示されており、夏枯れ相場入りした可能性があるとの見方を示した。「今回のFOMCでも金利据え置きが予想されており、なかなか上値を追いづらい」という。

主力株では、指数寄与度の大きいファーストリテイリングが2.54%安と軟調で、1銘柄で日経平均を約103円押し下げた。そのほか、リクルートホールディングス、第一三共もさえなかった。東宝は5.93%安だった。

半面、TDK、日東電工、村田製作所などの米アップル関連銘柄が2─4%高としっかり。アップルが生成AI(人工知能)技術を導入すると発表したことを受けて、株価は7%超急伸したことなどが好感された。あおぞら銀行も3%高だった。

東証株価指数(TOPIX)は0.85%安の2753.18ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆6451億7300万円。東証33業種では、パルプ・紙、証券、精密機器、海運、医薬品など30業種が値下がり、値上がりは石油・石炭製品、鉱業、倉庫・運輸関連の3業種にとどまった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが688銘柄(41%)、値下がりは884銘柄(53%)、変わらずは74銘柄(4%)だった。

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