米J&Jがベビーパウダー訴訟で和解、米42州と首都ワシントン
ロイター / 2024年6月12日 13時16分
米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、発がん性が指摘されるベビーパウダーなどのマーケティングを巡る訴訟で、米42州および首都ワシントンと7億ドルで和解した。写真はニューヨーク証券取引所の正面に掲げられた同社バナーで2023年12月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Jonathan Stempel
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、発がん性が指摘されるベビーパウダーなどのマーケティングを巡る訴訟で、米42州および首都ワシントンと7億ドルで和解した。
42州とワシントンは、原料にタルク(滑石)を含むベビーパウダーその他の商品について、J&Jが消費者に安全であるとの誤解を与えていたとして訴えていた。
J&Jは不正行為があったとは認めずに和解に同意した。自社のタルク製品は安全であり、発がん性はないと主張している。
J&Jはタルク製品を巡って他にも数万件の訴訟と、1件の集団訴訟を起こされている。同社は昨年、全世界でタルクを使ったベビーパウダーの販売を中止した。
同社は過去に2回、訴訟の負担を本社から切り離そうと、子会社を設立した直後に子会社について連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請したが、2回とも裁判所に却下された。
J&Jは今年5月、3度目の連邦破産法の適用申請を通じて大半の訴訟を一括和解する提案も行っている。
J&Jの訴訟担当世界バイスプレジデント、エリック・ハース氏は11日、「タルク訴訟の包括的かつ最終的解決に向け、複数の道筋を追求し続けていく」との声明を出した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「土用の丑の日」物価高でも…あの手この手の“うなぎ商戦” 大手スーパーの目玉は「超特大」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月22日 19時59分
-
2小林製薬、会長と社長が辞任へ…「紅麹」サプリ問題の対応遅れで経営責任明確化
読売新聞 / 2024年7月22日 21時37分
-
3「地方に多いホームセンター」が都会進出を狙う訳 人口減少が進む中、大手を軸に再編が進行
東洋経済オンライン / 2024年7月23日 8時30分
-
4世界最大級・ファンボロー国際航空ショー開幕…三菱重工など日本企業14社も出展
読売新聞 / 2024年7月22日 21時54分
-
5「最高益の会社」の株価が上がらない当然の理由 相場に影響を与えるのは過去のデータではない
東洋経済オンライン / 2024年7月22日 16時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)