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午後3時のドルは小幅高157円前半、米CPIやFOMC見極め

ロイター / 2024年6月12日 15時24分

 6月12日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤から小幅高の157円前半で推移している。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Mariko Sakaguchi

[東京 12日 ロイター] -

午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤から小幅高の157円前半で推移している。ドルは実需の売り買い一巡後、イベントを控えて様子見姿勢が広がり、157円前半で小動きとなった。

東京時間は157円前半で取引を開始。ドルは仲値公示にかけて「実需による最低限のドル買いが入ったもものの、全体的に閑散で様子見姿勢が強い」(国内銀為替セールス担当)とされた。ドル買い一巡後は「売りが多少でたとみられ、じりじりと下がった」(同)とみられ、一時157.05円付近まで下落した。

その後、ドルの小幅にショートカバーが入り、157円前半でこう着状態となった。

米消費者物価指数(CPI)の発表や日米金融政策会合を控え、市場では模様眺めムードが広がっている。

SBIリクイディティ・マーケットの金融市場調査部長、上田真理人氏は米CPIが大きく下振れない限り、米連邦準備理事会(FRB)高官の利下げに慎重な姿勢に変化はないと指摘。上田氏は「米FOMCで同時に公表されるドットチャートで年内の利下げ回数が2回となれば、ドルはレンジ内での推移にとどまる」との見方を示す。

一方で、「米FOMCのドットチャートで年内の利下げ回数が1回となれば、ドルは158円に乗せる可能性がある」と、オーストラリア・ニュージーランド銀行の外国為替・コモディティ営業部ディレクター、町田広之氏はみる。

14日の日銀金融政策決定会合にも市場の関心が集まる。今朝発表された5月の国内企業物価指数は比較可能な1980年以降で最高水準となるなど強い結果となった。市場では「14日の日銀金融政策決定会合で(正常化を進めるような)サプライズが出れば、いったん円高に振れやすい」(りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、田中春菜氏)との声も出ている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 157.23/157.26 1.0746/1.0747 168.96/169.00

午前9時現在 157.11/157.12 1.0740/1.0741 168.72/168.76

NY午後5時 157.07/157.10 1.0739/1.0741 168.75/168.78

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