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香港、海外民主派6人に国安条例適用 パスポート取り消しなど

ロイター / 2024年6月12日 15時40分

 6月12日、香港の警察当局は、英国に逃れた民主活動家らに対して、パスポートの取り消しなど国家安全条例に基づく権限を行使すると発表した。写真はイタリア外務省前でプラカードを掲げる、亡命した香港の民主活動家、羅冠聡(ネイサン・ロー)氏。2020年8月にローマで撮影(2024年 ロイター/Yara Nard)

Farah Master Jessie Pang

[香港 12日 ロイター] - 香港の警察当局は12日、英国に逃れた民主活動家らに対して、パスポートの取り消しなど国家安全条例に基づく権限を行使すると発表した。

対象となるのは、民主活動家の羅冠聡(ネイサン・ロー)氏や鄭文傑(サイモン・チェン)氏など6人。当局は昨年6人の逮捕に向け、懸賞金をかけて指名手配していた。

当局は6人が英国で国家の安全を危険にさらす活動を続けているとし、基本法第23条に基づく国家安全条例の権限を行使するとした。6人への資金を断ち、香港での商取引を禁止する。

香港ではスパイ行為などを取り締まる国家安全条例が3月に施行された。2020年に施行された香港国家安全維持法(国安法)を補完するもので、違反すれば最高は終身刑となる。

鄧炳強・保安局長は会見で、6人に対する措置は必要なものだと強調。英国の政治家や団体、メディアが香港政府の信用を意図的に傷つけていると批判した。

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