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タイ中銀、4会合連続金利据え置き 経済・インフレに整合的

ロイター / 2024年6月12日 19時6分

6月12日、タイ中央銀行は政策金利の翌日物レポ金利を2.50%に据え置いた。バンコクで2021年6月撮影(2024年 ロイター/Athit Perawongmetha)

[バンコク 12日 ロイター] - タイ中央銀行は12日、政策金利の翌日物レポ金利を2.50%に据え置いた。政府の利下げ要請にもかかわらず4会合連続で据え置いた。

据え置きは6対1で決定。1人は25ベーシスポイント(bp)の利下げを主張した。

中銀は「委員会では、経済が潜在成長力を取り戻し、マクロ金融の安定を維持する上で現行の金利水準は適切との見解が大勢だった」と述べた。

セター首相は中銀に再三利下げを求め、この日も利下げを期待すると述べていた。一方、ピチャイ財務相は、金利の水準よりも、借り入れのしやすさが心配と述べている。

ピティ総裁補は会見で「金利は過度に高いわけでなく、経済やインフレと整合している」と述べた。

カシコーンバンクは、インフレが底入れしており、政策金利は年内は現行水準を維持すると予想した。

キャピタル・エコノミクスは10月の利下げを予想。「経済の弱さと低インフレから中銀は年内に政策緩和に動く」との見方を示した。

中銀は24年の成長率予想を2.6%、25年を3.0%で据え置いた。昨年は1.9%だった。

総合インフレ率予想は、24年を0.6%で据え置き、25年は0.6%から0.5%に引き下げた。5月は前年比1.54%上昇で、約1年ぶりに中銀の目標レンジ(1─3%)内に収まった。

ピティ総裁補は、第2・四半期の成長率が2%以上になり、第3・四半期は3%近く、第4・四半期は4%と予想した。中銀はインフレを懸念しておらず、目標レンジは引き続き経済ファンダメンタルズに沿っているとした。

次回の政策会合は8月21日。

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