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ファイザー、1日1回型肥満症経口薬の臨床試験を年内開始へ

ロイター / 2024年7月12日 9時36分

 7月11日、米製薬大手ファイザーは、開発中の1日1回服用するタイプの肥満症経口薬「ダヌグリプロン」について、年内に臨床試験を開始する計画を発表した。写真は同社のロゴ。2022年12月、ベルギー・プールスで撮影(2024年 ロイター/Johanna Geron)

Michael Erman Manas Mishra

[11日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは11日、開発中の1日1回服用するタイプの肥満症経口薬「ダヌグリプロン」について、年内に臨床試験を開始する計画を発表した。

同社はダヌグリプロンの具体的な開発スケジュールは明らかにしなかった。臨床試験の開始前に、複数の用量を評価する計画。

1日2回服用型のダヌグリプロンを巡ってファイザーは昨年、中期試験で吐き気や嘔吐などの副作用で多数の患者が服用を取りやめたため、後期試験への移行を見送っていた。

ファイザーは同日、1日1回型のダヌグリプロンについて、初期試験で健康な成人1400人余りの治験参加者の間で肝臓の酵素値の上昇は見られなかったと明らかにした。

一部のアナリストはデンマーク製薬大手ノボノルディスクと米同業イーライリリーが圧倒的なシェアを握る減量薬市場の規模が2030年代初頭までに1500億ドルを超えると予測している。

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