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円が対ユーロで急騰、レートチェックか 対ドルも不安定=東京外為市場

ロイター / 2024年7月12日 10時34分

 7月12日午前の東京外国為替市場で、円が対ユーロで短時間のうちに急速に値を上げた。写真は2016年1月撮影(2024年 ロイター/Jason Lee)

[東京 12日 ロイター] - 12日午前の東京外国為替市場で、円が対ユーロで短時間のうちに急速に値を上げた。日銀が金融機関に相場水準を聞く「レートチェック」を実施したと一部メディアが報じた。円は前日のニューヨーク市場で対ドルでも急騰し、日本の当局が為替介入をしたとの憶測が広がったことから、市場は疑心暗鬼になっている。

円は12日午前8時過ぎに対ユーロで173円前半から171円半ばへ急上昇した。日本経済新聞は、日銀が為替介入の準備のために市場参加者に相場水準を尋ねるレートチェックを対ユーロで実施したと伝えた。円はこのところ対ユーロで最安値水準が続いていた。

財務省の為替市場課はロイターの取材に、「報道は承知しているがコメントできない」とした。

円は対ドルでも不安定な値動き。朝方の取引でドルは159円半ばから157円後半へ1.6円急落した直後、159円前半へ値を戻した。米国時間には米消費者物価指数(CPI)の発表後、161円半ばから断続的に157.40円まで4円超急落し、テレビ朝日などが政府・日銀による為替介入があったと報じた。

神田真人財務官は12日朝、財務省内で記者団に対し、「昨日どうしたかについては答えることはしない」と述べ、介入に関するコメントを避けたが、最近1カ月の値動きは「金利差が縮小しており、これは投機と考えるのが自然」と述べた。

その後に会見した林芳正官房長官は「為替の過度な変動望ましくない」としつつ、介入を実施したかどうかは明らかにしなかった。

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