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日経平均が一時1000円超下落、大型株から出遅れ銘柄に資金シフト

ロイター / 2024年7月12日 10時29分

 7月12日の東京株式市場で、日経平均は前営業日比で一時1000円超下落した。写真は2022年12月、都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Noriyuki Hirata

[東京 12日 ロイター] - 12日の東京株式市場で、日経平均は前営業日比で一時1000円超下落した。米国市場で6月消費者物価指数(CPI)の発表後にハイテク株安となった上、ドル/円が下落したことを嫌気する動きが先行している。前日までの上昇は大型株高が主導したが、中小型株に資金がシフトしている様子がうかがえる。

米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総合やフィラデルフィア半導体指数(SOX)が下落したことを嫌気し、寄与度の高い東京エレクトロンなど半導体関連やハイテク株が総じて軟調なほか、長期金利が低下する中で銀行や保険も売られている。ドル/円が円高に振れており、輸出関連株も安い。

日経平均は3営業日で1400円超値上がりしており「これの反動が一番大きい」(野村証券の神谷和男投資情報部ストラテジスト)との声が聞かれる。急ピッチな上昇局面では大型株の買いが目立ったが、足元では大型株のTOPIXコア30指数が1.8%安に対し、中型株の同ミッド400指数は0.3%安、小型株のスモール指数は0.5%高となっており、巻き戻しがうかがえる。

日経平均の2.3%安に対し、TOPIXの下落は1.2%にとどまっている。東証プライム市場指数の値上がり銘柄数は午前10時時点で66%あり、値下がりの30%を上回っている。「日経平均の主力銘柄に集まっていた資金が、出遅れ銘柄にシフトしているようだ」(神谷氏)とみられている。

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