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ファーストリテ株が4%超安、決算受けて利益確定売り

ロイター / 2024年7月12日 10時38分

7月12日の株式市場でファーストリテイリングが反落し、4%超安の4万3300円台を推移している。写真は都内のユニクロ店舗で2023年1月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 12日 ロイター] - 12日の株式市場でファーストリテイリングが反落し、4%超安の4万3300円台を推移している。同社の株価は日経平均の指数寄与度が高いため、足元では1銘柄で日経平均を180円押し下げている。11日に2024年8月期通期の連結業績(国際会計基準)予想を上方修正したものの、株価は決算前の5営業日で上昇し続けていたため、きょうは利食い売りが先行する展開となっている。

市場では「中国を除く海外ユニクロ事業と国内ユニクロ事業は好調。決算内容は市場予想を上回り、悪い要素は特段ない」(国内証券アナリスト)との声が聞かれる。ただ、決算では中国大陸向けの売り上げの鈍化が示され、利食い売りのきっかけになっているという。「きょうは主力株が全体さえないので、投機的な売りも押し下げ要因となりやすい」(別のストラテジスト)との声もあった。

24年8月期通期の連結営業利益予想を従来の4500億円から前期比24.6%増の4750億円に引き上げた。IBESがまとめたアナリスト15人のコンセンサス予想の平均値4507億円を上回った。6月までの業績を反映させたほか、円安に振れた為替が寄与。

中国大陸・香港・台湾で構成する「グレーターチャイナ」は下期は減収減益(現地通貨ベース)となる。消費意欲の伸び悩みや、異常気象などの影響を受けた。同社は出店戦略の転換、eコマース(電子商取引)による集客力強化といった事業改革を進めることで、来期から再成長を目指す。

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