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午前の日経平均は大幅反落、急上昇の反動 一時1000円超安

ロイター / 2024年7月12日 12時6分

 7月12日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比835円10銭安の4万1388円92銭と、大幅反落した。写真は株価ボードの下を歩く男性。都内で2022年6月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 12日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比835円10銭安の4万1388円92銭と、大幅反落した。前日の米市場でハイテク株が下落した流れを引き継いで、指数寄与度の大きい半導体株などが売られ、相場の重しとなった。足元で上昇が目立っていた金融株も軟調に推移した。このところの急上昇の反動で利益確定売りが強まり、日経平均は一時1000円超安となる場面もあった。

日経平均は前営業日比555円安と軟調にスタートした後、一時1035円安の4万1188円29銭まで値下がりした。前日の米市場でハイテク株安となったことが嫌気され、半導体関連株が大幅下落した。ただ、プライム市場では6割超の銘柄が値上がりするなど、相場全体が崩れる展開にはならなかった。市場では、上昇が目立っていた銘柄の利益確定売りが重しとなっている、との声が聞かれた。決算を手掛かりにした売買もみられた。

日経平均は9―11日の3営業日で1400円超値上がりしており、きょうの下げは「急上昇の反動が一番大きい」(野村証券・ストラテジスト、神谷和男氏)との見方が出ていた。為替相場ではドルが159円台前半で推移するなど、前日に比べて円高に振れたが、輸出株などで売りが強まる動きはみられず「為替の影響は限定的のようだ」(神谷氏)という。

「このところの急ピッチな上昇に出遅れていた投資家もいるとみられ、下値では押し目買いも入りそうだ」(国内運用会社・ポートフォリオマネージャー)との指摘もあり、日経平均は4万1000円台を維持できるかが注目されるという。

TOPIXは0.97%安の2900.76ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆9720億5100万円だった。東証33業種では、不動産、建設、繊維など11業種が値上がり。保険、電気機器、銀行など22業種は値下がりした。

個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンが5%超安、アドバンテストが4%超安、ソフトバンクグループが3%超安だった。東京海上ホールディングス、第一生命ホールディングスも値下がりした。

前日に決算発表を行ったファーストリテイリングは3%超安、セブン&アイ・ホールディングスは6%超安だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1085銘柄(66%)に対し、値下がりが508銘柄(30%)、変わらずが50銘柄(3%)だった。

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