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中国の原油輸入、6月は前年比11%減 上半期2.3%減

ロイター / 2024年7月12日 14時17分

中国税関総署が12日発表した統計によると、同国の6月の原油輸入は4645万トン(日量約1130万バレル)と、前年同月から11%減少した。写真は青島の原油輸入港で2008年11月撮影(2024年 ロイター)

[シンガポール 12日 ロイター] - 中国税関総署が12日発表した統計によると、同国の6月の原油輸入は4645万トン(日量約1130万バレル)と、前年同月から11%減少した。5月の日量1106万バレルからはわずかに増加した。

マージン低下で独立系製油所が減産したことや石油製品の需要低迷が響いた。

原油価格の上昇と、ガソリンとディーゼルの国内消費量が予想を下回ったことが、精製マージンを圧迫している。

税関データに基づくロイターの試算によると、今年上半期の原油輸入量は前年同期比2.3%減の2億7500万トン(日量1105万バレル)だった。

中国の商品コンサルタント会社サブライム・チャイナ・インフォメーションによると、1─5月のガソリン需要は前年同期比で2%近く減少し、ディーゼル需要は14%減少した。

民営の恒力石化、国営の中国石油化工(シノペック)、中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)などの大規模製油所は5月下旬から6月にかけて計画的なメンテナンスを完了し、同月の原油輸入に寄与した。

一方、輸入総量の5分の1を占める、山東省の小規模な独立系製油所は、低マージンの長期化に直面して購入を抑制し続け、一部では原料をより安価な重油にシフトした。

来年3月までに国家備蓄を6000万バレル近く増加させるという政府の指令により、原油輸入は今後数カ月でさらに増える可能性がある。

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