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「バイデン氏は終わった」と欧州メディア、失言巡り 欧州首脳は擁護

ロイター / 2024年7月13日 2時13分

バイデン米大統領の11日の失言について、欧州各国首脳らは擁護に回った一方、欧州各国のメディアでは11月の米大統領選で共和党のトランプ前大統領に勝てないことを示す新たな証拠との受け止めが広がった。11日撮影(2024年 ロイター/Stefan Rousseau/Pool via REUTERS/File Photo)

[マドリード/ベルリン/ローマ 12日 ロイター] - バイデン米大統領の11日の失言について、欧州各国首脳らは擁護に回った一方、欧州各国のメディアでは11月の米大統領選で共和党のトランプ前大統領に勝てないことを示す新たな証拠との受け止めが広がった。

バイデン氏は11日、記者会見でハリス副大統領とトランプ氏の名前を混同。ハリス氏に対する信頼について問われ「彼女に大統領になる能力がなければ、トランプ副大統領を副大統領には選ばなかっただろう」と述べた。この数時間前には北大西洋条約機構(NATO)首脳会議関連会合でもウクライナのゼレンスキー大統領を「プーチン大統領」と言い間違えたばかりだった。

首脳会議に出席した欧州各国首脳からは擁護する声が相次いだが、英紙デイリー・テレグラフなど欧州メディアは「バイデン氏は終わったようだ」と結論付けた。

ドイツのショルツ首相は、バイデン氏がゼレンスキー氏とプーチン氏を混同したことに関する質問に対し、「失言は起こるものであり、あらゆる人を常に監視していれば、十分な量の失言が見つかるだろう」と述べた。

フランスのマクロン大統領とオランダのシューフ首相も同様の意見を表明した。

スペインのサンチェス首相は、バイデン氏は「元気そう」で、他の首脳らとは異なり全ての会合に出席したと言及。イタリアのメローニ首相は控えめながらもバイデン氏による「非常に良い首脳会談」を称賛した。

これとは対照的に、英紙タイムズは「疑念を抱く人たちを納得させるチャンスだったが、バイデン氏はそれを逃した」と報道。イタリア紙イル・ジョルナーレも「バイデン氏の道は終わった」と伝えた。

独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングはバイデン氏の記者会見について「屈辱的だ。厳しい言い方をすれば、大統領の威厳は取り返しのつかないほど傷つけられた」と評した。

英紙ガーディアンも同様に、記者会見について「見るに堪えず、ブラッドスポーツ(闘牛や闘鶏など動物の血が流れる競技)のようだ」とした。

スイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングは11月の米大統領選で民主党が共和党のトランプ氏に勝利できる唯一のチャンスはバイデン氏が選挙戦から撤退することだと断言。「年老いた男が政治的な力を誇示し、か細い声を張り上げても力強さは伝わらない。バイデン氏は2期目にふさわしくない」とした。

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