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OPEC、24年世界石油需要予想引き下げ 中国の伸び減速が理由

ロイター / 2024年8月13日 0時34分

石油輸出国機構(OPEC)は12日に発表した月報で、2024年の世界石油需要が前年比で日量211万バレル増えるとし、7月予想の日量225万バレルから引き下げた。2020年4月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン 12日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は12日に発表した月報で、2024年の世界石油需要が前年比で日量211万バレル増えるとし、7月予想の日量225万バレルから引き下げた。上半期のデータが予想を下回ったことや、中国の増加予想が弱まったことを理由に挙げた。

OPECによる24年見通しの下方修正は、23年7月の公表以来、初めて。25年の需要見通しについても、日量178万バレル増と、従来の日量185万バレル増から引き下げた。

OPECは月報で「今回の小幅な修正は、24年第1・四半期もしくは第2・四半期の実需データのほか、24年の中国の石油需要の伸びへの予想が弱まったことを反映したもの」と説明。「夏のドライブシーズンの出だしは前年と比べると遅れ気味だったものの、道路と空路での移動が堅調なため、輸送用燃料の需要は引き続き底堅く推移するとみられる」と言及した。

24年の石油需要の伸びについては、中国を巡る見方の相違、さらには、クリーン燃料への移行ペースを巡る意見の相違により、国際エネルギー機関(IEA)を含む各機関などによる見通しの間には通常よりも大きな隔たりが見られている。今回下方修正したものの、OPECの需要見通しは依然、その中で最高水準の予想となっている。

IEAは、24年の需要の伸びを日量97万バレルとOPECよりかなり低く予想しており、今週、最新予測を発表する。

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