米英外相、ゼレンスキー氏と長距離攻撃協議 新たな支援策も発表
ロイター / 2024年9月12日 9時20分
米国のブリンケン国務長官(右)と英国のラミー外相(左)は11日、ロシアの侵攻を受けているウクライナの首都キーウ(キエフ)を共に訪問した。同日撮影(2024年 ロイター/Leon Neal/Pool via REUTERS)
Daphne Psaledakis Olena Harmash
[キーウ 11日 ロイター] - 米国のブリンケン国務長官と英国のラミー外相は11日、ロシアの侵攻を受けているウクライナの首都キーウ(キエフ)を共に訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。
ゼレンスキー氏は通信アプリ「テレグラム」を通じ、会談は「有意義だった」と指摘。「重要な問題は全て話し合われた」とし、具体的には長距離兵器、前線旅団への補給、公正な和平に向けた戦略全般についてだったという。
米英の両外相は新たな支援策も発表。ただ、ウクライナが求める長距離ミサイルを使ったロシア領内への攻撃の容認については新たな方針は示さなかった。
ブリンケン長官は記者会見で「長距離攻撃についても討議した。討議の結果をワシントンに持ち帰り、大統領に報告する」と発言。ラミー外相は「注意深く耳を傾け、ウクライナが勝利するために必要なさまざまな問題について協議している」とし、協議はこの後も数週間続く可能性を示唆した。
ブリンケン氏は、ウクライナに対する7億ドルを超える支援策を発表。ラミー氏も追加的に6億ポンド(7億8100万ドル)の支援を提供すると明らかにし、「米国と共に必要な限りウクライナを支援する」とする声明を発表した。
ブリンケン氏とラミー氏のキーウ訪問中、記者会見の前と後に空襲警報が発令され、両氏が出席する予定だった献花式は中止された。空襲警報は弾道ミサイルの脅威があったことで発令されたとみられているが、標的などの詳細は不明。
ゼレンスキー大統領は月内に米国を訪問する。
この記事に関連するニュース
-
米英外相、供与ミサイルによる露国内攻撃許可の検討約束 ゼレンスキー氏と会談
産経ニュース / 2024年9月12日 10時14分
-
長距離攻撃、制限解除を議論=ウクライナ大統領と会談―米英外相
時事通信 / 2024年9月12日 7時20分
-
米英外相がキーウ訪問、新たな支援発表 長距離攻撃容認は継続協議
ロイター / 2024年9月12日 6時3分
-
米、長距離攻撃の検討継続 ブリンケン長官「大統領に報告」
共同通信 / 2024年9月12日 5時35分
-
「イランがロシアに弾道ミサイル供与」米国務長官が指摘 欧米がイラン航空を制裁対象に 米英外相はウクライナ共同訪問も
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月11日 1時49分
ランキング
-
1情報BOX:米大統領選討論会、ハリス氏の「煽り作戦」奏功か
ロイター / 2024年9月11日 18時31分
-
2ペルーのフジモリ元大統領死去、86歳=南米初の日系人大統領―左翼ゲリラ掃討、獄中生活も
時事通信 / 2024年9月12日 10時28分
-
3ロシア軍、クルスク州で反撃開始か、「10集落奪還」と主張 ウクライナ軍が越境攻撃
産経ニュース / 2024年9月11日 18時38分
-
4討論会成果自賛のトランプ氏、側近らは「失敗」と低評価
ロイター / 2024年9月12日 7時15分
-
5【北朝鮮の歌しか入っていないのに…】北朝鮮当局がカラオケセットを設置しているレストランに閉鎖命令 厳しい措置に市民も衝撃
NEWSポストセブン / 2024年9月12日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください