ハリケーン「フランシーヌ」、米ルイジアナ州上陸 数千人に避難指示

　９月１１日、ハリケーン「フランシーヌ」が米ルイジアナ州南部に上陸した。同州ニューオーリンズで撮影（２０２４年　ロイター/Edmund Fountain）

Ned Randolph

[ニューオーリンズ １１日 ロイター] - ハリケーン「フランシーヌ」が１１日、米ルイジアナ州南部に上陸した。同州最大都市のニューオーリンズや米メキシコ湾岸一帯に強風と豪雨をもたらし、高潮が発生する可能性があり、数千人に避難指示が出された。

米国立ハリケーンセンターによると、最大風速は約４１メートル。同センターは上陸前に勢力をカテゴリー１から２に一時的に引き上げていた。ハリケーンはカテゴリー１でも甚大な被害をもたらす危険がある。

ニューオーリンズ都市圏はハリケーン注意報が出され、バーやレストランが立ち並ぶ中心部の観光地フレンチクォーターでは歩く人の姿はまばらだ。

ランドリー州知事とバイデン大統領は災害に備え、非常事態を宣言した。

海洋規制当局によると、１１日には米メキシコ湾の原油生産の約３９％と天然ガス生産のほぼ半分が停止。合計１７１基の生産プラットフォームと３基の掘削リグで避難措置が取られている。