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北京で安保フォーラム開幕、来月のウクライナ・中国首脳会談に期待も

ロイター / 2024年9月12日 18時35分

Laurie Chen

[北京 12日 ロイター] - 中国の北京で12日、安全保障に関する年次国際会議「香山フォーラム」が開幕した。会期は14日まで。

ウクライナのオレクサンドル・チャルイ元外務次官は会議の冒頭、中国の習近平国家主席が来月にウクライナのゼレンスキー大統領と会談する可能性があると語った。

チャルイ氏は、中国とウクライナの外交はここ数カ月で改善され、会談の可能性も出てきたと発言。欧州の安全保障回復を支援する中国の取り組みに触れ、「ウクライナの全国民がゼレンスキー大統領と習主席が対面するのを待っている」と述べた。

中国は、ロシアのウクライナ侵攻に中立の立場をとっているが、ロシアとは緊密な戦略的関係を維持し、6月にウクライナが主催した和平サミットには参加しなかった。両国の外相は7月に北京で会談している。

香山フォーラムに参加した中国国際問題研究院欧州研究所の崔洪健所長は、中国は将来のサミット参加に前向きだとし、「平和につながることなら何でもするつもりだ」と語った。

中国はフィリピンとの南シナ海での領有権争いや台湾周辺への軍派遣など地域紛争の当事者である一方、国際紛争における責任ある安全保障プレーヤーとして自国をアピールしようと躍起だ。

今年のフォーラムのテーマは「共有する未来のための平和の促進」。ウクライナのほか、ロシア、ベラルーシなど90の国や国際組織の代表が参加する。

米国からは、マイケル・チェイス国防副次官補(中国・台湾・モンゴル担当)が参加予定。

フォーラムでは、アジア太平洋の安全保障、米中関係、中東和平に関するセミナーがいくつか開催される。欧米の出席者によれば、ガザ危機が協議の中心を占める可能性が高く、和平を推進しパレスチナ人を擁護する中国の取り組みは一部のグローバルサウス代表団の間で受け入れられそうだという。

中国の董軍国防相は13日の開幕式で基調演説を行う。

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