コメルツ銀株が上昇、ウニクレディトCEOが買収を視野
ロイター / 2024年9月12日 19時42分
12日朝の欧州株式市場で独コメルツ銀行と伊銀ウニクレディトが上昇。ウニクレディトのアンドレア・オーセル最高経営責任者(CEO)が、コメルツ銀株式の追加取得や買収の可能性を示唆したことが背景。フランクフルトのATMで2019年撮影。(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach/File Photo)
[ミラノ 12日 ロイター] - 12日朝の欧州株式市場で独コメルツ銀行と伊銀ウニクレディトが上昇。ウニクレディトのアンドレア・オーセル最高経営責任者(CEO)が、コメルツ銀株式の追加取得や買収の可能性を示唆したことが背景。
ウニクレディトは11日、コメルツ銀株式9%を取得したと発表した。半分はドイツ政府から取得した。
オーセルCEOは12日、適切な条件であればドイツ政府が保有する残り12%の買い取り、さらにはコメルツ銀との経営統合にも関心があるとブルームバーグTVに語った。
今回の株式取得は提携に向けた協議の基礎になると説明。合併につながるかどうかにかかわらず、株式取得は価値があるとしつつも、合併すればさらなる価値が生まれる可能性があり、欧州にはより規模の大きい銀行が必要だと指摘した。
JPモルガンは12日付の顧客向けメモで「今後、欧州の銀行M&Aに関するニュースが増えると予想される。歴史的に銀行セクターのM&Aは、発表された案件のモメンタムが引き金になっている」と述べた。ただ、M&A交渉は、価格、政府支援の欠如、コスト削減などの見通しが原因で失敗する可能性があるとも指摘。ウニクレディトについては、イタリア同業とのM&Aの可能性が完全になくなったわけではなく、株価の動向次第でコメルツ銀買収に代わる選択肢になり得るとの見方を示した。
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