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米、詐欺関与疑惑で与党関係者らカンボジア人への制裁計画=関係筋

ロイター / 2024年9月12日 19時45分

Francesco Guarascio Poppy McPherson

[12日 ロイター] - 米国は、オンライン詐欺や人身売買に関与した疑惑がある複数のカンボジア人に対し、今週中にも制裁を科すことを検討している。米当局者の話を聞いた2人がロイターに語った。

カンボジアの与党の政治指導者に近い人物が少なくとも1人、制裁対象に含まれているという。

関係者によると、米政府は数カ月前から制裁を検討してきた。当初はもっと早くに制裁が決定される予定だったが、何度か延期されたという。

カンボジア政府と外務省の報道官はコメント要請に応じていない。

米財務省の報道官はコメントを控え、在ベトナム米国大使館はコメント要請に応じなかった。

ロイターは、制裁対象となる個人の身元や制裁の種類を確認できていない。

米国務省は6月、カンボジア政府高官が犯罪行為のための人身売買に加担しており、ここ1年で「対抗措置を積極的に妨害した」と発表。また、一部の当局者が詐欺に使われる施設を所有しているとした。

カンボジアなど東南アジアの国々は近年、数十億ドル規模の国際犯罪の温床となっている。米国をはじめとする各国政府は、こうした犯罪を阻止するため、繰り返しカンボジアに働きかけてきた。

英国は昨年12月、カンボジア、ミャンマー、ラオスでの詐欺目的の人身売買に関与したとして、個人9人と5団体に金融・渡航制裁を科した。

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