ガザから病人97人を避難搬送、戦闘開始以来で最大規模=WHO
ロイター / 2024年9月13日 8時17分
[ジュネーブ 12日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は12日、パレスチナ自治区ガザの病人97人をアラブ首長国連邦(UAE)に搬送したと明らかにした。子どもが約半数を占めるとした。
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘によりガザの医療体制は崩壊し、36ある病院のうち、現在部分的に機能しているのは17だけとWHOは推定している。
イスラエルが5月にガザ最南部ラファで軍事作戦を強化して以来、エジプトへの主な医療搬送経路だったラファ検問所が封鎖されている。
WHOのガザ・ヨルダン川西岸代表を務めるリチャード・ピーパーコーン氏は、ガザからの退避としては2023年10月に戦闘が始まって以来、最大規模になったと記者団に説明。搬送された病人はがんや血液・腎臓疾患、心的外傷の患者が含まれたとした。
陸路で退避し、イスラエルのラモン空港から空路で運ばれた。
「ガザには医療回廊が必要で、しっかり組織化された持続的システムが必要」とし、ガザの市民1万人以上が搬送を待っていると述べた。
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