ソフトバンクG、7―9月期純利益1.1兆円で市場予測上回る 後藤CFO「非常にいい数字」
ロイター / 2024年11月12日 17時22分
11月12日 ソフトバンクグループが12日に発表した2024年7―9月期の連結純損益(国際会計基準)は1兆1796億円の黒字(前年同期は9311億円の赤字)だった。写真はソフトバンクグループのロゴで、2017年7月に都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
Miho Uranaka
[東京 12日 ロイター] - ソフトバンクグループが12日に発表した2024年7―9月期の連結純損益(国際会計基準)は市場予測を大幅に上回る1兆1796億円の黒字(前年同期は9311億円の赤字)だった。4―6月期の1742億円の赤字から黒字に転換した。世界的な株高で投資先の価値が上昇し、傘下の投資ファンドの業績が好調で、保有するTモバイル株も利益を押し上げた。
後藤芳光・最高財務責任者(CFO)は会見で「非常にいい数字で着地」と決算を総括した。
AI(人工知能)関連企業に投資する傘下のビジョン・ファンド(VF)の7─9月期の投資損益は6084億円(前年同期は213億円)で、4─6月期の19億円から改善。9四半期ぶりに累積投資損益が黒字に転換した。未上場株に対しての評価額が相対的に高い水準の時期に始めたVFIIが改善するなど、上場、未上場ともに保有する企業の評価が改善している。
ソフトバンクGは通期の業績見通しを開示していない。IBESがまとめたアナリスト4人のコンセンサス予想では、7─9月期の連結純損益の平均値は2867億円の黒字だった。
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