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OPEC、24・25年世界石油需要予想を再度引き下げ

ロイター / 2024年11月13日 2時18分

石油輸出国機構(OPEC)は12日に発表した月報で、2024年の世界石油需要予想を前年比日量182万バレル増とし、前月予想の日量193万バレルから引き下げた。1月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Alex Lawler

[ロンドン 12日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は12日に発表した月報で、2024年の世界石油需要予想を前年比日量182万バレル増とし、前月予想の日量193万バレルから引き下げた。中国やインドなどの需要の弱さが背景。24年見通しの引き下げは4カ月連続となる。

25年についても前年比日量154万バレル増とし、164万バレルから引き下げた。

需要見通しの弱さは、OPEC加盟国とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が直面する課題を浮き彫りにする形となった。OPECプラスは3日、12月から予定されていた有志国による自主減産の縮小を1カ月延期することで合意したと発表した。

今回のOPECによる下方修正は大部分が中国によるもので、24年の中国の需要の伸びを日量45万バレルと、従来の58万バレルから引き下げた。OPECは、「中国の製造業活動の低迷による建設業の減速と、液化天然ガス(LNG)燃料トラック導入の継続により、ディーゼルは苦境に立たされている」と指摘した。

国際エネルギー機関(IEA)は24年の世界石油需要が日量86万バレル増えると予想している。IEAは14日に月報を発表する予定。

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