次期米財務長官候補、ベッセント氏有力か ポールソン氏が外れる

米著名投資家ジョン・ポールソン氏（写真）は１２日、トランプ次期政権で財務長官に就任しない考えを表明した。９月撮影（２０２４年　ロイター/Brendan McDermid）

［１２日　ロイター］ - トランプ次期政権の財務長官候補として、著名投資家ジョージ・ソロス氏のファンドマネジャーを務めたスコット・ベッセント氏（６２）が有力候補に浮上した。

米著名投資家ジョン・ポールソン氏は１２日、トランプ次期政権で財務長官に就任しない考えを表明。自身の「複雑な財務上の義務」によって、公職に就くことはできないと説明した。ポールソン氏は次期財務長官の有力候補と目されていた。  

ポールソン氏は声明で「引き続き大統領の経済チームに積極的に関与し、トランプ氏の卓越した政策提案の実現を支援するつもりだ」と述べた。

ベッセント氏はトランプ氏一家と３０年来の親交があり、２０１６年の大統領選でもトランプ氏を支持。今回の選挙戦では資金調達のみならず、陣営の経済アドバイザーとしても貢献した。

ベッセント氏のコメントは得られていない。