米カリフォルニア州の山火事、6300人が避難 「鎮火に数日」

　１２月１２日　米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外マリブで９日発生した山火事「フランクリン」は、風向きや天候が幸いし消火活動が進んでいるものの、現地では６３００人が自宅から避難し、学校や企業が閉鎖されている。写真は１０日、カリフォルニア州マリブで撮影（２０２４年　ロイター／Ringo Chiu）

Daniel Cole

[マリブ（米カリフォルニア州） １１日 ロイター] - 米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外マリブで９日発生した山火事「フランクリン」は、風向きや天候が幸いし消火活動が進んでいるものの、現地では６３００人が自宅から避難し、学校や企業が閉鎖されている。

当局者によると、４０００エーカー（１６２０ヘクタール）以上が焼け、９軒の建物が全焼。他の６軒も被害を受けた。２０００人近い消防士が消火活動を進めており、１１日夜の時点で鎮火率は７％となっている。

カリフォルニア州森林消防局の幹部は、起伏の多い険しい地形のため、消防士が現場に近づけず、鎮火にはさらに数日を要するとの見方を示した。

マリブはロサンゼルスの北西５０キロに位置する高級住宅地で、多くの著名人の自宅がある。俳優のディック・バン・ダイクさんも避難した。

死傷者が出ているという情報はなく、現在、出火原因を調べている。