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米国株式市場=下落、FOMC控え指標見極め

ロイター / 2024年12月13日 7時6分

米国株式市場は下落して取引を終えた。2021年1月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

Echo Wang

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場は下落して取引を終えた。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、投資家は主要経済指標を評価している。

この日発表された新規失業保険週間申請件数は予想外に増加し、労働市場の底堅さを巡る懸念が高まった。11月の卸売物価指数(PPI)は伸びが予想を上回ったものの、サービス価格の上昇が緩和し、ディスインフレ傾向が続いていることを示唆した。

USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は「投資家は来週の連邦準備理事会(FRB)の対応を見極めようとしている」と語った。

また、ナスダックが前日に史上最高値を更新したことから利益確定の売りが出ていると指摘した。

ナスダック総合は前日、テクノロジー株の力強い上昇に押し上げられ、初めて2万ポイントの節目を突破していた。S&P総合500種も、インフレ指標を受けた来週の利下げ観測の高まりから約1週間ぶりの高値を付けていた。

CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込む来週の25ベーシスポイント(bp)利下げ確率は98%を超えている。しかし、経済が底堅く推移する中、複数のFRB当局者が先週、利下げに慎重になる可能性を示唆したことから、来年1月に利下げが休止されるとの見方が出ている。

大型・グロース(成長)株はまちまち。エヌビディアは1.4%下落、マイクロソフトは0.1%上昇した。

2025年度の売上高見通しが市場予想を下回ったデザインソフト大手アドビは13.7%の大幅安となり、テクノロジーセクター全体を圧迫した。

メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは15.4%急伸。衰退しつつあるケーブルテレビ事業をストリーミング・スタジオ事業から分離する計画を発表した。

S&Pの主要11セクターでは主要消費財が唯一上昇した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.11対1の比率で上回った。ナスダックでも2.57対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は136億1000万株。直近20営業日の平均は141億7000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 43914.12 -234.44 -0.53 44168.66 44208.6 43903.27

前営業日終値 44148.56

ナスダック総合 19902.84 -132.05 -0.66 19947.34 20018.24 19897.38

前営業日終値 20034.89

S&P総合500種 6051.25 -32.94 -0.54 6074.29 6079.68 6051.25

前営業日終値 6084.19

ダウ輸送株20種 16842.77 -2.66 -0.02

ダウ公共株15種 1002.72 -1.21 -0.12

フィラデルフィア半導体 4982.19 -45.6 -0.91

VIX指数 13.92 0.34 2.5

S&P一般消費財 1912.67 -16.15 -0.84

S&P素材 564.26 -3.9 -0.69

S&P工業 1161.94 -7.93 -0.68

S&P主要消費財 889.8 1.56 0.18

S&P金融 823 -3.33 -0.4

S&P不動産 269.11 -0.22 -0.08

S&Pエネルギー 680.99 -4.59 -0.67

S&Pヘルスケア 1639.13 -13.65 -0.83

S&P通信サービス 356.02 -2.77 -0.77

S&P情報技術 4678.52 -21.86 -0.47

S&P公益事業 391.5 -0.41 -0.11

NYSE出来高 9.28億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39790 - 20 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 39665 - 145 大阪比

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