米大統領補佐官、シリアでのイスラエルの活動を擁護
ロイター / 2024年12月13日 7時39分
米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は12月12日、イスラエルは安全保障に対するリスクから自国を守る権利があると述べ、アサド政権崩壊後のシリアにおけるイスラエルの活動を擁護した。同日、テルアビブで代表撮影(2024年 ロイター)
[テルアビブ 12日 ロイター] - 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は12日、イスラエルは安全保障に対するリスクから自国を守る権利があると述べ、アサド政権崩壊後のシリアにおけるイスラエルの活動を擁護した。
イスラエルは週末のアサド政権崩壊以来、イスラエル占領下のゴラン高原との境界線のシリア側にある緩衝地帯に軍隊を移動させ、シリア軍の武器や装備を破壊するために何百回もの空爆を行ってきた。
サリバン氏はイスラエルのネタニヤフ首相との会談後、テルアビブで記者会見し、「イスラエルが行っているのは同国を脅かす可能性のある通常兵器と大量破壊兵器の両方の潜在的脅威を特定することであり、率直に言ってそれは他国をも脅かすものだ」と語った。
シリア情勢には「国家分裂の可能性を含む」さまざまなリスクがあると指摘。また、権力の空白はテロリスト集団に成長の余地を与え、ダマスカスの新たな権力がイスラエルを含む近隣諸国と敵対する可能性もあると述べた。
フランスやアラブ首長国連邦(UAE)などの国々はイスラエルの緩衝地帯への進出を非難しているが、サリバン氏はこの進出が一時的なものであることを期待しているとした。
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