中国CATL、香港上場を申請 調達額50億ドルとの見方
ロイター / 2025年2月12日 9時19分
中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は2月11日、香港市場への上場に向け、規制当局に申請書を提出した。写真は同社工場。2024年11月、福建省寧徳市で撮影(2025年 ロイター/Kevin Krolicki)
Scott Murdoch
[シドニー 11日 ロイター] - 中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は11日、香港市場への上場に向け、規制当局に申請書を提出した。関係筋によると、新規株式公開(IPO)は少なくとも50億ドル規模になるとみられている。
CATLは提出書類で、調達額には言及しなかったが、調達資金の一部をハンガリーでの73億ユーロ(75億3000万ドル)規模の電池工場建設に充てると述べた。
調達額に関するロイターのコメント要請には応じなかった。
50億ドルになるとみられるCATLのIPOは、ディールロジックのデータによると、香港IPOとしては62億ドルを調達した2021年の動画投稿アプリ運営の快手に次ぐ規模となる。
CATLの中国深セン市場上場株は過去1年間で約61%上昇しており、時価総額は1兆1000億元(1505億4000万ドル)。
CATLの香港上場計画は地政学的緊張が高まっていることが背景にある。米国防総省は1月、中国軍との協力が疑われる企業リストに、CATLや騰訊控股(テンセント・ホールディングス)を含む中国ハイテク関連企業を追加した。
当時、軍への関与を否定したCATLはこの日の提出書類でも「誤った指定に対処するため米国防総省と積極的に協議している」とした。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1アップル、アリババと提携 中国向けiPhoneのAI開発で=報道
ロイター / 2025年2月12日 8時42分
-
224年「デジタル赤字」6兆円超 米巨大企業が市場支配、資金流出
共同通信 / 2025年2月11日 17時36分
-
3米の鉄鋼25%関税、狙いは中国製品の流入阻止…トランプ大統領「報復は気にしない」
読売新聞 / 2025年2月12日 7時30分
-
4財政投融資の資金繰りに柔軟性を…AI産業への多額支援を念頭、特別会計法改正へ
読売新聞 / 2025年2月12日 8時15分
-
5日本銀行が利上げを急ぐ理由~労働供給制約下の金融政策~(愛宕伸康)
トウシル / 2025年2月12日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)