原油先物は軟調、米原油在庫増加で

　２月１２日、原油先物価格は軟調。米国の原油在庫増加や関税を巡る懸念が市場心理を圧迫している。写真はシリア北部アレッポにあるガソリンスタンドで昨年１２月撮影（２０２５　ロイター／Karam al-Masri）

Colleen Howe

[北京 １２日 ロイター] - １２日の原油先物価格は軟調。米国の原油在庫増加や関税を巡る懸念が市場心理を圧迫している。

０１３０ＧＭＴ（日本時間午前１０時３０分）時点で、北海ブレント先物は０．３６ドル（０．４７％）安の１バレル＝７６．６４ドル。米ＷＴＩ先物は０．３７ドル（０．５％）安の７２．９５ドル。

過去３営業日でブレントは３．６％上昇し、ＷＴＩは３．７％上昇していた。

複数の関係筋が米石油協会（ＡＰＩ）のデータを基に明らかにしたところによると、７日までの１週間で米原油在庫は９４０万バレル増加した。

一方、中東情勢への警戒感から下落幅は限定的だった。

イスラエルのネタニヤフ首相は１１日、パレスチナのイスラム組織ハマスが１５日正午までに人質を解放しなければ、ガザ停戦は終了し、イスラエル軍はハマスが敗北するまで攻撃を再開すると述べた。