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米国株式市場=S&P下落、CPI受け利下げ後ずれ観測

ロイター / 2025年2月13日 6時57分

米国株式市場はS&P総合500種が下落して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[12日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種が下落して取引を終えた。インフレ統計が予想を上回ったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)の利下げが遠のくとの見方が強まった。

エヌビディアとアマゾン・ドット・コムが1%超下落し、S&P500の重しとなった。

米労働省が12日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.0%上昇した。前月比では0.5%上昇し、2023年8月以来、約1年半ぶりの大幅な伸びを記録した。ともに予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)の利下げを急がない姿勢が裏付けられた。

CMEのフェドウオッチによると、金利先物が織り込む年内の25ベーシスポイント(bp)利下げ確率は約70%と、前日の約80%から低下した。

ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は「市場はFRBが全く利下げしないかもしれないと受け止めている。それが株価下落の理由だ」と述べた。

FRBのパウエル議長は下院金融サービス委員会で証言し、利下げを急ぐ必要はないと改めて表明。「インフレ率を目標値に戻すために大きな進歩を遂げたが、まだ完全には達成されていない」とし、「当面は引き続き制約的な政策を維持したい」と述べた。

S&P500の業種別では9セクターが下落し、エネルギーや不動産が下げを主導した。

ヘルスケア大手CVSヘルスは15%急伸。第4・四半期の利益が予想を上回ったことを好感した。

製薬のギリアド・サイエンシズも7.5%上昇。2025年の利益見通しが市場予想を上回った。

一方、配車大手リフトは第1・四半期の総予約額見通しが市場予想を下回ったことを嫌気し、8%安となった。

インターネット証券のロビンフッド・マーケッツは時間外取引で5%上昇。引け後に発表した四半期決算で収入が予想を上回った。

S&P500では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.2対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は148億株。直近20営業日の平均は149億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 44368.56 -225.09 -0.50 44357.70 44467.21 44104.48

前営業日終値 44593.65

ナスダック総合 19649.95 +6.10 +0.03 19436.51 19682.51 19415.48

前営業日終値 19643.86

S&P総合500種 6051.97 -16.53 -0.27 6025.08 6063.00 6003.00

前営業日終値 6068.50

ダウ輸送株20種 16317.04 -59.49 -0.36

ダウ公共株15種 1011.02 -0.12 -0.01

フィラデルフィア半導体 5090.79 +10.82 +0.21

VIX指数 15.89 -0.13 -0.81

S&P一般消費財 1824.11 -5.46 -0.30

S&P素材 557.91 -3.83 -0.68

S&P工業 1166.02 -6.83 -0.58

S&P主要消費財 900.31 +2.09 +0.23

S&P金融 853.05 -3.55 -0.41

S&P不動産 263.20 -2.42 -0.91

S&Pエネルギー 675.66 -18.69 -2.69

S&Pヘルスケア 1698.84 -1.91 -0.11

S&P通信サービス 366.19 +0.14 +0.04

S&P情報技術 4583.24 -2.17 -0.05

S&P公益事業 402.53 -0.57 -0.14

NYSE出来高 11.00億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39200 + 200 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 39165 + 165 大阪比

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