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NY外為市場=ドル/円1週間ぶり高値、米CPIは伸び加速

ロイター / 2025年2月13日 7時8分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で1週間ぶりの高値に急騰した。2013年2月撮影(2025年 ロイター/Shohei Miyano)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で1週間ぶりの高値に急騰した。1月の米消費者物価指数(CPI)が前年比、前月比共に予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)の利下げを急がない姿勢が裏付けられた。

米労働省が発表した1月のCPIは前年比3.0%上昇した。前月比では0.5%上昇し、2023年8月以来、約1年半ぶりの大幅な伸びを記録した。

フォレックスライブの主任通貨アナリスト、アダム・バトン氏は「上振れサプライズの理由が何であれ、FRBがインフレ率が2%に近づくまで金利を引き下げないと明言してきたことが重要だ」と指摘。「卵の高騰による一時的なものであれ、カリフォルニア州の火災によるものであれ、インフレ率が目標の2%に到達する見込みは大幅に低下した」と述べた。

日米金利差に敏感なドル/円は1.29%高の154.44円。

主要通貨に対するドル指数は0.02%高の107.95となった。取引序盤には一時、1週間ぶりの高値となる108.52を付けた。

市場が織り込むFRBによる年内の利下げ幅は計27ベーシスポイント(bp)。米CPI発表前は約37bpだった。これは年内に25bpの利下げが1回にとどまる可能性が高まっていることを示唆している。

ユーロは0.27%高の1.0388ドル。

市場はトランプ政権による関税の動向にも注目しており、複数のアナリストは関税が発動されれば価格上昇圧力が強まる可能性があると懸念する。

トランプ大統領は10日、鉄鋼とアルミニウムに対する関税を大幅に引き上げ、一律25%とし、主要供給国のカナダ、メキシコ、ブラジルなどへの適用除外措置と無関税枠を撤回。ホワイトハウスによると、この措置は3月12日に発効する。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.80%高の9万7162.44ドル。

ドル/円 NY終値 154.41/154.42

始値 153.55

高値 154.79

安値 153.41

ユーロ/ドル NY終値 1.0382/1.0383

始値 1.0374

高値 1.0429

安値 1.0318

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