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インド含む南アジア成長率、新型コロナ受け過去40年で最低に

ロイター / 2020年4月13日 8時49分

世界銀行は12日公表した南アジア経済に関する最新の報告書で、インドなど8カ国の今年の成長率は1.8─2.8%と、新型コロナウイルス感染拡大が響いて過去40年で最低にとどまるとの見通しを示した。見通しは半年前の6.3%から大幅に下振れた。写真は3月24日、デリーで撮影(2020年 ロイター/Anushree Fadnavis)

[ニューデリー 12日 ロイター] - 世界銀行は12日公表した南アジア経済に関する最新の報告書で、インドなど8カ国の今年の成長率は1.8─2.8%と、新型コロナウイルス感染拡大が響いて過去40年で最低にとどまるとの見通しを示した。見通しは半年前の6.3%から大幅に下振れた。

インドの今年度(4月-来年3月)成長率は1.5─2.8%と予想されている。3月までの昨年度の見込みは4.8─5%。世銀は「昨年末に見られた経済持ち直しの兆しは、世界的な(新型コロナ)危機によるマイナスの影響に取って代わられた」と指摘した。

世銀によると、スリランカ、ネパール、ブータン、バングラデシュも成長が急減速し、パキスタン、アフガニスタン、モルディブは景気後退(リセッション)に陥る見通しだ。

また世銀は、ロックダウン(都市封鎖)が長期化したり範囲が拡大した場合、最悪のシナリオでは南アジア地域全体がマイナス成長に見舞われると警告。経済にもたらされる短期的な痛みを最小限にするためには、財政・金融両面でもっと積極的な措置を打ち出し、失業した移民労働者の支援や企業および個人の債務負担軽減を目指すべきだと提言した。

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