トランプ米大統領、激戦4州で来週遊説を計画 民主党大会に対抗

８月１２日、１１月の米大統領選で再選を目指すトランプ大統領（写真）は来週、ウィスコンシンなど激戦４州を回って遊説する方針だ。ホワイトハウスで１０日撮影（２０２０年　ロイター/Kevin Lamarque）

［ワシントン　１２日　ロイター］ - １１月の米大統領選で再選を目指すトランプ大統領は来週、ウィスコンシンなど激戦４州を回って遊説する方針だ。同週に全国大会を開催する野党民主党に対抗する狙いとみられる。

関係筋によると、トランプ氏はウィスコンシンのほか、ミネソタ、アリゾナ、ペンシルベニアの各州を回る計画という。４州はいずれも、大統領選の結果を左右する可能性がある激戦州だ。

民主党は来週、ウィスコンシン州ミルウォーキーで、ほぼ完全にバーチャル形式の全国大会を開催し、党の大統領候補にバイデン前副大統領を正式に指名する。

地元紙ミルウォーキー・センティネル・ジャーナルは、トランプ陣営がウィスコンシン州オシュコシュでのイベント開催を検討していると報じた。

バイデン氏は１１日、カマラ・ハリス上院議員を副大統領候補に起用すると発表。トランプ氏は新型コロナウイルス感染拡大や景気低迷への対応に苦慮しており、バイデン陣営の勢いを弱めたい意向だ。

トランプ氏は、全米および激戦州での世論調査の多くで、バイデン氏にリードを許している。

関係筋によると、トランプ氏の来週の訪問日程には、ホワイトハウスの公式イベントと選挙戦関連イベントの両方が含まれる可能性が高い。バイデン氏の出身地であるペンシルベニア州スクラントンにも立ち寄る計画という。

トランプ陣営はコメントを控えた。