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JERA、CO2排出量を35年度までに13年度比60%削減

ロイター / 2022年5月12日 15時48分

 5月12日、JERA(東京都中央区)は、電力需要に対応し、休止している火力発電所の再稼働を含むさまざまな需給対策について検討していると発表した。写真は碧南市にある同社の火力発電所。昨年10月撮影(2022年 ロイター/Yuka Obayashi)

[東京 12日 ロイター] - JERA(東京都中央区)は12日、2035年度までに国内事業からのCO2排出量を13年度比60%削減する目標を掲げた。1億トン以上の削減になるという。水素・アンモニア混焼を進め、火力発電による排出量の低減を図る。小野田聡社長は会見で「ロシアのウクライナ侵攻で脱炭素化は加速する」と述べた。

35年度時点の具体的な電源構成は、火力発電への水素・アンモニア混焼の進捗などを見ながら検討していくという。

25年度には、連結純利益2000億円(21年度は1600億円)に拡大させる。22―25年度は1兆4000億円の投資を計画。1兆2000億円は成長投資、うち6500億円は脱炭素関連に振り向ける。

電力需要に対応し、休止している火力発電所の再稼働を含むさまざまな需給対策について検討しているとした。すでに袖ケ浦火力1号機の長期計画停止を解除し、4月17日に運転準備を完了したという。

液化天然ガス(LNG)調達については、国内の電力需給状況に合わせた機動的な燃料調達に努め、安定的な燃料確保に貢献するとした。ただ、小野田社長は「全くのグリーンフィールドで上流投資をしながら、LNGの供給力を確保していくことはない。今すでに持っている上流を着実に進めていく」と述べた。

21年度は国内向けに日本全体の40%にあたる約3000万トンの調達を行った。このうち、450万トンは夏季・冬季の高需要期の突発的な需要の増加に対応するためにスポット調達を実施した。今年度も「かなり大きなボリュームは手当てができている。それ以上の調達は非常に厳しいため、何らかの手当てをしていかなければならない。そこは国と調整していきたい」(奥田久栄副社長)という。

21年が契約期間の最終年だったカタールとのLNG長期売買契約は更新しなかった。小野田社長は「日本のLNG需要が極端に増えるとはみておらず、現状ベースで十分対応できる」と説明した。

<ロシア産石炭、ターム契約終了後は再契約考えず>

ロシアからのLNG調達は10%以下。購入先がロシアの会社ではないこと加え、資金決済もシンガポールで行っているため、直接的な影響はないという。小野田社長は「どういう制裁になるかみえていない。国はサハリンの権益は守ると言っている。国の施策とタイアップしながら対応していきたい」と述べた。ロシアからのスポット調達はない。

仮にロシアからのLNG調達がなくなった場合については「10%以下なので、ボリュームとしては代替調達は可能」としながらも、資源価格が高騰した場合の影響や他社への影響は読めず、今後、様子を見ながら対応していくという。

一方、ロシア産石炭は、ターム契約で購入している。奥田副社長は「タームは数年と短い。これが切れた段階では、次にロシア産を契約する予定はない。契約しない方針で行きたい」と述べた。

JERAは、東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資する発電会社。

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