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ロシア議員、クリミア帰属変更の無効化へ法案提出 併合に根拠

ロイター / 2024年3月12日 9時3分

ロシア議会の議員2人は、ソ連時代の1954年にクリミア半島の帰属をロシア共和国からウクライナに変更した決定を無効にするための法案を下院に提出した。写真は2020年3月に撮影したロシア下院議会(2024年 ロイター/Evgenia Novozhenina)

[モスクワ 11日 ロイター] - ロシア議会の議員2人は、ソ連時代の1954年にクリミア半島の帰属をロシア共和国からウクライナに変更した決定を無効にするための法案を下院に提出した。

ロシアが2014年に併合したクリミアについて、元々ウクライナ領ではなかったと主張する法的根拠を設ける狙い。

法案は帰属変更について住民投票が実施されておらず、ソ連当局には承認なしに構成共和国間で領土の帰属替えを行う権利がなかったため、恣意的で違法だったと断定している。

ロシアのプーチン大統領は、最高指導者フルシチョフ氏の下でクリミアがウクライナに移管されたことは、当時の法的規範に違反していると非難してきた。

ロシアは14年にクリミアを併合した際に住民投票を実施したが、ウクライナと西側諸国は違法だと非難している。

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