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ユーロ圏の財政、来年は小幅引き締めが適切=財務相会合

ロイター / 2024年3月12日 9時45分

3月11日、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は、ユーロを使用する20カ国において、インフレを抑制し、財政をより持続可能なものにするためには、来年の財政を総額でやや引き締めることが適切だとの認識を示した。写真はユーロ紙幣。2011年11月、ブリュッセルで撮影(2024年 ロイター/Francois Lenoir)

[ブリュッセル 11日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は11日、ユーロを使用する20カ国において、インフレを抑制し、財政をより持続可能なものにするためには、来年の財政を総額でやや引き締めることが適切だとの認識を示した。

財務相らは月例協議後の声明で「現在のマクロ経済的見通し、財政の持続可能性を引き続き高める必要性、進展中のディスインフレ過程を支える視点から適切だろう。一方で、不透明な状況が続いていることを考慮し、政策は今後も機敏であるべきだ」と述べた。

ユーログループは、各国の資金や復興基金などの欧州連合(EU)の資金を利用して、グリーン経済やデジタル経済への移行、国防といった優先分野への投資を維持あるいは拡大することを約束した。

さらにロシアによるウクライナ侵攻後のエネルギー価格の高騰に対応するために2022年と23年に導入されたエネルギー支援措置の残りを今年中に段階的に廃止して、関連の節約分を財政赤字の削減に充てることも申し合わせた。

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