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米政権、予算教書で航空管制官2000人増員を提案

ロイター / 2024年3月12日 12時31分

 3月11日、バイデン米政権は、2025年会計年度の予算教書で、議会に対し航空管制官2000人を増員するための資金手当てを提案した。写真はオヘア国際空港の管制塔。米シカゴで昨年1月撮影(2024 ロイター/Jim Vondruska)

David Shepardson

[ワシントン 11日 ロイター] - バイデン米政権は11日、2025年会計年度の予算教書で、議会に対し航空管制官2000人を増員するための資金手当てを提案した。

管制官の恒常的な不足によってフライトの遅延が発生しており、管制官は多くの施設で人員不足を補うために強制残業や週6日労働を余儀なくされているのが現状。こうした中で連邦航空局(FAA)は迅速な採用と管制官の教育に4300万ドルを要求している。

人員不足のため、FAAは混雑するニューヨークの空港での発着回数の制限を今年10月までやむなく延長し、航空会社は離着陸枠を失うことなく、フライト数を減らすことができている。

予算教書は、25年度の10億ドルを皮切りに今後5年にわたり80億ドルを支出し、老朽化した航空管制施設と重要なレーダーシステム377基の交換ないし最新化する方針も打ち出している。

昨年11月に発表された外部の報告書は、旅客機を巡るさまざまな危機一髪の事態を受け、FAAの足場強化に向けた緊急措置を要求。FAAの老朽化した管制施設と旧型の監視レーダーシステムは早期の刷新が必要だとの見解を示した。

FAAが現在抱える管制官は約1万0700人。昨年の1万0578人からわずかに増えたが、12年以降では10%減っており、目標数より3000人前後も少ない。

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