バイデン氏の記憶力巡る指摘は「必要かつ正確」、検察官が証言
ロイター / 2024年3月13日 3時20分
バイデン米大統領の自宅や事務所から副大統領時代の国家安全保障問題に関する機密文書が見つかった問題を調査し、バイデン氏の記憶力低下を指摘したロバート・ハー元特別検察官は12日、「大統領の記憶との関連性に関する報告書での私の評価は必要かつ正確で公正だった」と述べた。ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Leah Millis)
Makini Brice Andrew Goudsward
[ワシントン 12日 ロイター] - バイデン米大統領の自宅や事務所から副大統領時代の国家安全保障問題に関する機密文書が見つかった問題を調査し、バイデン氏の記憶力低下を指摘したロバート・ハー元特別検察官は12日、「大統領の記憶との関連性に関する報告書での私の評価は必要かつ正確で公正だった」と述べた。
ハー氏は先月、機密文書持ち出しを巡りバイデン氏を刑事訴追しないことを決定。バイデン氏が捜査に協力したことに加え、有罪を立証するのは困難と判断して訴追を見送ったとした上で、「訴追されても、バイデン氏はわれわれの行った聴取と同様、好意的かつ善意ある、記憶力の悪い高齢者」という印象を陪審員に与える可能性が高いと述べた。
ハー氏はこの日、下院司法委員会で証言し、「説明において不適切な部分を削除しなかったほか、大統領を不当に中傷したこともなかった。司法長官に自身の判断とその理由を説明した。それが私に求められていたことだ」と語った。
メリーランド州の元連邦検事だったハー氏は、バイデン氏の機密文書問題を調査するためガーランド法長官によって特別検察官に任命された。司法省はハー氏の任は11日に解かれたと発表した。
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