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日経平均は続落、米国株安を引き継ぐ 下値は押し目買い

ロイター / 2020年5月13日 12時0分

 5月13日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比155円94銭安の2万0210円54銭となり、続落した。写真は3月6日、東京で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 13日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比155円94銭安の2万0210円54銭となり、続落した。オーバーナイトの米国株市場で主要3指数が下落した流れを継ぎ、朝方は幅広い銘柄で売りが先行したが、その後、押し目買いなどで下げ渋ると、前場引けにかけて日銀のETF(上場投資信託)買いに対する思惑も出て下げ幅を縮小した。

新型コロナウイルス感染の第2波への懸念と経済活動再開に対する期待が綱引き状態となっている。前日の米国株市場は、米国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長が、性急な経済再開が感染第2波を招くリスクがある、と警告し、投資家心理を圧迫した。

東京市場で日経平均は前営業日比225円56銭安で続落スタート。下げ幅を300円超に拡大し、2万円割れを意識する水準まで下落したが、その後は下げ渋った。為替が107円前半で安定的に推移したことや、日本でも新型コロナに関する緊急事態宣言解除の動きが出ていることなどが支えになったという。

TOPIXは0.52%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0300億円だった。東証33業種では、26業種が値下がり。値下がり率上位には保険、倉庫・運輸、鉄鋼、パルプ・紙などが入った。半面、ゴム製品、精密機器、医薬品などは値上がりした。

テクニカル的に1月高値から3月安値までの下落の半値戻しを達成しているが、ここから一段の回復は難しいとの見方も出ている。「この先の経済回復を見込んでここまで買われてきたが、経済は市場の期待ほどスピード感をもって戻らない可能性がある。期待と懸念が交錯する」(国内証券)との声が聞かれた。

東証1部の騰落数は、値上がりが603銘柄に対し、値下がりが1483銘柄、変わらずが81銘柄だった。

日経平均は小動き、2万0100円台後半で推移している。前日の米国株安などを嫌気して安く始まったが、その後は下げ渋っている。日銀のETF(上場投資信託)買いに対する思惑や、ドル/円が107円前半で安定的に推移していることが下支えという。

市場からは「米国株は直近上がっていたので多少の調整はやむを得ない。リスクオフに転じるほどではない」(国内証券)との声が出ていた。

日経平均は安値もみあい。寄り付き直後に2万円割れを意識する水準まで値を消したものの「これまでの上げを考えると、中期的な上昇トレンドは続いており、きょうの下げは踊り場。押し目買いも入り下げ渋っている」という。ただ、時間外取引で米株先物が安くなっており、全体的に戻りは鈍い。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比225円56銭安の2万0140円92銭となり、大幅続落で始まった。その後も下押す展開となっている。前日の米国株式市場の下落が嫌気されているほか、外為市場でドル/円がやや円高に振れていることも気にされた。輸出関連株中心に幅広く売られている。

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T>、ソニー<6758.T>など主力の輸出関連株が売り優勢。指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>、ファナック<6954.T>のほか、日本製鉄<5401.T>など景気敏感株の一角も売り優勢が目立っている。

*内容を追加します。

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