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メルケル独首相、他のEU加盟国の再建支援に前向き

ロイター / 2020年5月13日 9時51分

ドイツのメルケル首相は12日、与党保守会派の議員らの会合で、新型コロナ危機後にドイツだけが堅調であったとしても誰の利益にもならないと指摘、他の欧州連合(EU)加盟国の経済再建を助けなければならないと語った。写真は5月11日、ベルリンで撮影(2020年 提供写真Jesco Denzel/BPA)

[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は12日、与党保守会派の議員らの会合で、新型コロナ危機後にドイツだけが堅調であったとしても誰の利益にもならないと指摘、他の欧州連合(EU)加盟国の経済再建を助けなければならないと語った。会合の参加者らが明らかにした。

参加者によると、メルケル氏は、EU再建プログラムの協議を視野に入れた上で、輸出国であるドイツにとって他のEU加盟国の経済が順調であることは重要だと語った。

欧州主要国の中で新型コロナの感染拡大阻止に最も成功しているドイツは経済活動を一部再開している。

同会合でメルケル氏は、EUに追加で多額の資金移転を行う必要があるとの認識で与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)のブリンクハウス院内総務と一致した。同院内総務は先に、ドイツは他のEU加盟国を支援したいが、多額の支援金の用途を知る必要があると述べていた。この財政支援の決定にはドイツ連邦議会の関与が必要になる。

メルケル氏はまた国境封鎖の解除について過度な期待をしないようくぎを刺した。同氏は出入国制限は緩和すべきとした上で、段階的な解除に言及。また、フランスが6月半ばまで国境の完全開放を望んでいないと述べたという

この問題は13日の閣議で協議される予定だが、与党筋によると、今月15日までは完全な解除はない見通しだ。

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