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英中銀の量的緩和、市場で拡大が見込まれているのは明らか=総裁

ロイター / 2020年5月14日 7時55分

 イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は5月13日、金融市場が中銀による量的緩和(QE)策拡大を見込んでいるのは「非常に明白だ」との見方を示した。3月16日、ロンドン市内の英中銀で撮影(2020年 ロイター/Tolga Akmen)

[ロンドン 13日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は13日、金融市場が中銀による量的緩和(QE)策拡大を見込んでいるのは「非常に明白だ」との見方を示した。

中銀は先週、政策金利を過去最低の0.1%に据え置き、国債を中心とする債券買い入れ目標も6450億ポンドに維持した。金融政策委員会のソーンダーズ委員とハスケル委員が1000億ポンドの拡大を主張した。

総裁は英ITVの番組で、委員の「過半数は選択肢が残されていると明示したかったので、そうした。ハスケル委員とソーンダーズ委員は実際に選択肢を数字で示すのがより好ましいと考えた」と説明し、「完全に妥当な」考え方だと続けた。

ベイリー総裁はまた、新型コロナウイルス感染拡大の第2波が発生する可能性に慎重に構えるのは適切だと指摘。「大きな第2波が発生すれば、国民の信頼感が損なわれ、確実に経済に跳ね返るだろう」とした。

総裁は新型コロナウイルス対策の財政負担について、中銀が長時間かけて社会に担わせるのを手助けできるいう考えも示した。

政府の財政バランスを取り戻すのに歳出削減が必要になるかとの質問に対し、政府が判断する問題だが、英中銀による国債買い入れが新たな選択肢を作り出していると指摘。

「現行枠組みへの信認が総じて保たれるとの前提で、新型コロナにかかるコストを長時間かけて社会に負担させるのをわれわれが手助けできる」と述べた。「私にとってこれは非常に重要だ。我々には選択肢があり、それらの選択権を行使する必要がある」と付け加えた。

また最近のデータを見る限り、英国はリセッション(景気後退)に向けた非常に急速な動きのさなかにあると語った。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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