大手機関投資家、科学的な温暖化ガス排出削減目標を企業に要請
ロイター / 2020年10月13日 14時30分
10月13日、AXAグループや日興アセットマネジメントなど世界の大手機関投資家137社は共同で、温暖化ガス排出量の多い1800社に対し、今世紀半ばまでの排出量差し引きゼロ達成に向け、科学的根拠に基づく排出量削減目標を設定するよう求めた。写真は甘粛省で2013年9月撮影(2020年 ロイター/Carlos Barria)
[ロンドン 13日 ロイター] - AXAグループや日興アセットマネジメントなど世界の大手機関投資家137社は共同で、温暖化ガス排出量の多い1800社に対し、今世紀半ばまでの排出量差し引きゼロ達成に向け、科学的根拠に基づく排出量削減目標を設定するよう求めた。参加する投資家の運用資産総額は約20兆ドルに上る。非営利団体のCDPが取りまとめた。
多くの企業が2015年に合意したパリ協定に賛同しているが、すべての企業がその達成方法を明確にしているわけではない。
そこで機関投資家らは、排出量の差し引きゼロ達成に向け企業がそれぞれ工程表を策定し、それが科学的かつ客観的な検証に裏付けられているか確認することが必要と提言した。
CDPによると、対象企業の事業から直接的・間接的に排出される温暖化ガスの量は年間13.5ギガトンで、世界中で排出される量の25%に相当する。
1000社超がすでに科学的根拠に基づく目標を設定済みで、うち約300社は、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて1.5度に抑えるとの目標に沿っているという。
MFSインベストメント・マネジメントのテッド・マロニー最高投資責任者(CIO)は「科学的根拠に基づいた目標を設定していない企業は、気候変動に対する社会や規制当局の関心の高まりにより、コスト上昇や事業機会の喪失という結果がもたらされるリスクを冒すことになる」と指摘した。
この記事に関連するニュース
-
ジェイテクト、ジェイテクトグループでのSBT(Science Based Targets)認定を取得
PR TIMES / 2024年7月29日 14時45分
-
英国事業所にグリーン水素製造プラントを設置
Digital PR Platform / 2024年7月29日 11時0分
-
タイ生産拠点で再生可能エネルギーを活用
PR TIMES / 2024年7月24日 12時45分
-
パイオニア、SBT認定取得に向けてコミットメントレターを提出
PR TIMES / 2024年7月22日 15時45分
-
三陽商会、SBT認定取得に向けコミットメントレターを提出
PR TIMES / 2024年7月11日 17時45分
ランキング
-
1全国給油所、29年連続減少 2.7万カ所、需要縮小
共同通信 / 2024年7月29日 18時23分
-
2MSに補償請求を検討と報道 米デルタ航空、システム障害で
共同通信 / 2024年7月30日 8時37分
-
3「2028年までに本屋はすべて消滅する」…元書店経営者が真剣に訴える「瀕死の店舗を再生させる12の提言」
プレジデントオンライン / 2024年7月29日 15時15分
-
4日本一短い航空路線が廃止 「たった10分」のフライトがもたらしてきたもの
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月30日 6時20分
-
5タリーズコーヒー、創業記念にこだわり「バニラアフォガートシェイク」発売 限定ボトルもかわいい
J-CASTニュース / 2024年7月29日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)