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ドル上昇、コロナワクチンや刺激策への期待後退=NY市場

ロイター / 2020年10月14日 6時11分

ニューヨーク外為市場ではドルが上昇。新型コロナウイルスワクチンや11月の米大統領選前の追加コロナ経済対策実現を巡る期待がしぼむ中、安全資産としてのドルへの投資妙味が強まった。リオデジャネイロで3月撮影(2020年 ロイター/SERGIO MORAES)

[ニューヨーク 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが上昇。新型コロナウイルスワクチンや11月の米大統領選前の追加コロナ経済対策実現を巡る期待がしぼむ中、安全資産としてのドルへの投資妙味が強まった。

しかし、野党民主党のバイデン候補が大統領選で勝利すれば大規模な刺激策が打ち出される可能性があるとの見方から、ドルは伸び悩んだ。

米製薬ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) は前日、被験者の病気発症を受け、コロナワクチンの臨床試験を中断すると発表した。同業イーライ・リリー も13日、コロナウイルス感染症に対する抗体医薬品について、安全性を巡る懸念から治験を一時中断したと明らかにした。

米共和党のマコネル上院院内総務はこの日、本会議で小規模な新型コロナウイルス経済対策を巡り採決すると表明。休会開けの来週19日に、中小企業支援策「給与保護プログラム(PPP)」の残余資金を活用した5億ドルの支援策を巡る採択を目指す考えを示したものの、野党の溝は依然深く、不透明感は根強い。

ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「年末までに刺激策もしくはワクチンが実現する可能性が市場に完全に織り込まれているとは言わないが、実現する可能性に傾いているだろう」と述べた。

朝方発表された9月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇と、4カ月連続で伸びた。しかし、経済に著しいスラック(緩み)が存在する中、物価上昇率は鈍化している。

終盤の取引でドル指数<=USD>は0.528%高と、1日としては3週間ぶりの大幅な伸びになる見通し。

ユーロ/ドル は0.59%安の1.1745ドル。円も対ドルで0.17%安となった。

ポンド/ドル は0.96%安の1.2938ドル。

ジョンソン英首相はこの日、欧州連合(EU)と適切な条件に基づく自由貿易協定での合意を望んでいるが、年内の合意に至らなくても「恐れることはない」と閣僚らに語った。

ドル/円 NY終値 105.47/105.49

始値 105.44

高値 105.62

安値 105.45

ユーロ/ドル NY終値 1.1744/1.1748

始値 1.1791

高値 1.1798

安値 1.1732

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