アントIPO承認に遅れ、中国当局が利益相反問題調査=関係者
ロイター / 2020年10月14日 7時50分
10月13日、中国アリババグループ傘下の金融会社アント・グループが計画している新規株式公開(IPO)について、中国証券監督管理委員会(CSRC)が利益相反の可能性を調査しているため承認が遅れている。事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。上海で9月14日撮影(2020年 ロイター/Aly Song)
[香港/北京 13日 ロイター] - 中国アリババグループ傘下の金融会社アント・グループが計画している新規株式公開(IPO)について、中国証券監督管理委員会(CSRC)が利益相反の可能性を調査しているため承認が遅れている。事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。
CSRCは、アントのIPOを対象に売り出された5本の投信を巡り、個人投資家がこの投信を第三者経由で購入する場合にアントのモバイル決済サービス「アリペイ(支付宝)」しか利用できない点を問題視している。9月下旬に設定された5本の投信には個人投資家からの資金が殺到し、アリペイの売り手としての立場が強まったためだ。
CSRCは1日付指針で、投信販売業者が他の事業と絡めた商品販売を行うことを避けるよう通達している。
関係者の話では、この調査でアントのIPOが頓挫する公算は乏しいものの、どんな結果をもたらすか不透明感が強い。アントはCSRCから9月中にも承認を得られると期待していただけに、既に予定に狂いが生じており、市場の波乱要素とみられている11月3日の米大統領選前にIPOを実施できる確率は低下しつつある。
CSRCの承認遅れにより、アントは香港取引所向けの説明会も先送りせざるを得なくなった。この説明会は、香港上場承認に向けた最後の手続きだ。
この記事に関連するニュース
-
中国主要企業、オフショア転換社債発行額が過去最高に 年初来で
ロイター / 2024年7月23日 15時10分
-
フィデリティ、23カ国・地域のウェルビーイングや金融行動を調査
PR TIMES / 2024年7月18日 19時15分
-
フィデリティ・インターナショナル、アジアの個人投資家調査の結果を発表
PR TIMES / 2024年7月10日 17時45分
-
なぜ小池百合子氏は「都民の10億円」を「北海道に投資」するのか…元都ファ議員が告発する「再エネファンド」の闇
プレジデントオンライン / 2024年7月8日 9時15分
-
アセマネ業界のベテランが新NISAに「参戦」①
選んだファンドはこの3つ。株式はS&P500ではなく全世界株インデックス!その理由とは?Finasee / 2024年7月1日 16時0分
ランキング
-
1全国給油所、29年連続減少 2.7万カ所、需要縮小
共同通信 / 2024年7月29日 18時23分
-
2MSに補償請求を検討と報道 米デルタ航空、システム障害で
共同通信 / 2024年7月30日 8時37分
-
3「2028年までに本屋はすべて消滅する」…元書店経営者が真剣に訴える「瀕死の店舗を再生させる12の提言」
プレジデントオンライン / 2024年7月29日 15時15分
-
4日本一短い航空路線が廃止 「たった10分」のフライトがもたらしてきたもの
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月30日 6時20分
-
5部屋に泥棒がいる!〈高級老人ホーム〉で優雅に暮らす86歳母からのSOS…急ぎ駆けつけた51歳長男の目に飛び込んできた「まさかの光景」【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月30日 11時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)