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ゴールドマン、第2四半期は利益予想上回る ディールメーキング活況

ロイター / 2021年7月14日 2時24分

7月13日、米ゴールドマン・サックス・グループが発表した第2・四半期決算は、世界的なディールメーキングの活性化でトレーディング部門の減速が相殺され、利益がアナリスト予想を上回った。写真は2016年5月撮影(2021年 ロイター//David Gray)

[13日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックス・グループが13日に発表した第2・四半期決算は、世界的なディールメーキングの活性化でトレーディング部門の減速が相殺され、利益がアナリスト予想を上回った。

第2・四半期は1兆5000億ドル相当のディールが成立。リフィニティブのデータによると、前四半期から13%増加し、第2・四半期としては過去最高となった。

ソロモン最高経営責任者(CEO)は、こうした活況は続くと予想。「企業トップは景気回復は継続すると確信しており、(ゴールドマンは)企業顧客と多くの戦略協議を行っている」と述べた。

ただバイデン大統領が9日、国内経済の競争促進を目的とした広範な大統領令に署名し、ハイテクや農業、医薬品、労働などの分野における反競争的行為を取り締まるよう各機関に指示したことについては「極めて緊密に見守っている」とし、慎重に対応する姿勢を示した。

全般的なファイナンシャルアドバイザリー部門の収入は83%増。株式引受収入は18%増。投資銀行部門の収入は36%増の36億1000万ドルだった。

総収入は16%増の153億9000万ドル。希薄後の普通株1株当たり利益は15.02ドルと、リフィニティブがまとめた予想の10.24ドルを上回った。

アセットマネジメント部門の収入は、株式投資収入の増加に押し上げられ51億ドルと、2倍以上に増加した。

ただトレーディングは軟調。トレーディング事業を含むグローバル・マーケッツ部門の収入は32%減少した。

債券・コモディティー・為替(FICC)の収入は45%減。前年同期は新型コロナウイルス感染拡大の影響で市場のボラティリティーが高まり、高水準にあった。

株式トレーディングの収入は12%減。

一方、コンシューマーバンキング部門は41%の増収。預金とクレジットカードバランスの増加に押し上げられた。

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