米当局、BATの電子たばこ販売を初めて承認 香りや味付きは除外
ロイター / 2021年10月13日 9時19分
米食品医薬品局(FDA)は10月12日、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の米子会社による電子たばこの国内販売を初めて承認した。2020年8月、メリーランド州のFDA本部で撮影(2021年 ロイター/Andrew Kelly)
[12日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は12日、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の米子会社による電子たばこの国内販売を初めて承認した。
これにより、米子会社R.J.レイノルズ・ベイパーの電子たばこ「Vuse Solo(ビューズ・ソロ)」と交換用カートリッジの販売が可能になった。
ただ、ビューズブランドの香りや味の付いたフレーバー電子たばこについては、消費者の健康を適切に守ることが示せなかったとして販売が認められなかった。
電子たばこは10代の若者の利用が急増し、社会問題化している。
FDAは9月、電子たばこの公衆衛生への影響を検討するため、米ジュール・ラブズやBATなど大手メーカーの商品の販売許可について判断を先送りしていた。
FDAは今回、今年の調査で電子たばこを利用する米国の10代の生徒の大半がフルーツやキャンディーなどのフレーバー付き商品を利用していたことを踏まえ、若者に人気の少ない「たばこ風味」の電子たばこの販売を許可するに至ったと説明した。
FDAは声明で、たばこ風味の電子たばこは成人のヘビースモーカーが紙たばこから切り替えることで健康上のメリットがある可能性がメーカーのデータで示されたとしている。
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