日経平均は反落、反動の利益確定売り コロナ再拡大も重し
ロイター / 2022年1月13日 15時50分
1月13日、東京株式市場で日経平均は反落した。前日に543円高と大幅に上昇した反動で、利益確定売りが優勢となった。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。前日に543円高と大幅に上昇した反動で、利益確定売りが優勢となった。国内での新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感も重しとなり、反落スタート後も下げ幅を拡大した。
TOPIXも反落し前営業日比0.68%安の2005.58ポイント。東証1部の売買代金は2兆7679億8200万円だった。東証33業種では、精密機器、小売業、サービス業、陸運業、その他製品などの21業種が値下がり。鉄鋼、非鉄金属、パルプ・紙などの12業種が値上がりした。
12日の米国株式市場は主要3株価指数が小幅ながら続伸したが、東京市場では前日の大幅高の反動から利益確定売りが先行し、日経平均・TOPIXともにプラス圏に転換することはなかった。
国内では東京都のコロナ感染者が3100人を超える見通しとなることなど、感染急拡大を示すニュースが相次ぎ、百貨店、旅行などのリオープン(経済再開)銘柄が総じて軟調だった。一方、鉄鋼や非鉄金属といった景気敏感株の一角はしっかり。グロース株売りが先行する中、バリュエーションの低い銘柄を買う動きが継続したという。
みずほ証券の三浦豊氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)が早期の金融引き締めに動く可能性がある中、米国株はやや楽観ムード。経済指標と株価はタイムラグが生じることが多いため、今夜の米市場の動向を見極める必要がある」との見方を示した。
個別では、ファーストリテイリングが昨年来安値を更新したほか、リクルートホールディングス、ソフトバンクグループ、ファナックなどもさえなかった。
半面、トヨタ自動車は上場来高値を更新。アドバンテスト、東京エレクトロンなども買われた。
東証1部の騰落数は、値上がりが502銘柄(22%)、値下がりが1605銘柄(73%)、変わらずが78銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28489.13 -276.53 28658.22 28,444.96─28,660.45
TOPIX 2005.58 -13.78 2014.02 2,004.90─2,014.35
東証出来高(万株) 116357 東証売買代金(億円) 27679.82
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