中国、10回以上にわたる米気球の領空飛来を主張 米側は否定
ロイター / 2023年2月14日 0時53分
中国は13日、2022年初以降、米国の高高度気球が許可なく中国領空を10回以上飛来したと発表した。写真は米国が撃墜した気球の回収作業。5日撮影(2023年 ロイター/U.S. Fleet Forces/U.S. Navy photo)
[北京/ワシントン 13日 ロイター] - 中国は13日、2022年初以降、米国の高高度気球が許可なく中国領空を10回以上飛来したと発表した。これに対し米国は中国側の主張を否定した。
中国外務省の汪文斌報道官は13日の定例記者会見で、昨年初め以降、米国の高度気球が許可なく中国領空に10回余り飛来したと明らかにした。中国は専門的、自制的に対処したという。
これらの気球が軍事用なのか、偵察目的なのかといった詳細については触れなかった。
これを受け、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は13日、米国が中国領空に気球を飛ばしているとの中国の主張を否定。声明で「米政府が中国上空で偵察気球を操作しているとのあらゆる主張は虚偽」とした上で「中国人民解放軍(PLA)とのつながりがあり、情報収集に向けた高高度偵察気球プログラムを有しているのは中国であり、米国および5大陸にまたがる40カ国以上の主権を侵害している」と述べた。
さらに中国側は領空侵入に関して「信頼に足る説明」ができていないとした。
これに先立ち、カービー氏はMSNBCのインタビューに対し「そんなことはない。そんなことはしていない。絶対に違う」と述べ、われわれは中国上空で気球を飛ばしていないとした。
米国防総省はコメント要請に応じていない。
カービー氏はまた、10日以降に撃墜された他の3つの飛行物体が何であるかホワイトハウスはまだ把握していないが、残骸の回収・分析が終わり次第、詳細を発表するとした。
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