米NSC広報調整官「中国領空に米偵察機ない」、中国の主張改めて否定
ロイター / 2023年2月14日 5時54分
米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は13日、中国の領空に米国の偵察機はないと述べ、米国の高度気球が昨年初め以降、許可なく中国領空に10回余り飛来したとする中国の主張を改めて否定した。1月撮影(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)
[ワシントン 13日 ロイター] - 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は13日、中国の領空に米国の偵察機はないと述べ、米国の高度気球が昨年初め以降、許可なく中国領空に10回余り飛来したとする中国の主張を改めて否定した。
カービー氏はホワイトハウスで行ったの記者会見で、米国は中国が領有権を主張する空域で航空機を運航しているのか、それとも国際的に認められた中国領の上空で運航しているのかを明確にするよう求められたものの、詳細に特定することは避け、「中国領空に米軍の偵察機はない」と述べた。
カービー氏は北米上空で相次いで撃墜された飛行物体について、政府は何であるかまだ特定できていないと表明。空域を一段と緊密に監視しているため、飛行物体の発見が増えていると説明できると指摘。これらの飛行物体は地上に対する脅威とは見なされず、操縦力や推進能力がある兆候も見られないと語った。
シャーマン国務副長官も別の記者会見で、中国上空に米国の気球はないと述べた。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は撃墜された飛行物体について、地球外生命体の活動の兆候はないと説明。「この件に関して質問や懸念があることは承知しているが、最近の撃墜に関して宇宙人や地球外生命体の活動を示すものはない」と語った。
米国防総省は、米国とカナダの国境にあるヒューロン湖上空で12日に八角形の構造をした飛行物体を撃墜したと発表した。米上空に飛来した中国の偵察気球など、北米上空で飛行物体が撃墜されたのは今月4回目。
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