ピュリツァー賞作家のシェイボン氏ら、ＡＩ学習巡りメタ提訴

　９月１２日、ピュリツァー賞を受賞したマイケル・シェイボン氏を含む米国の作家グループは、米メタ・プラットフォームズがＡＩソフトウエアの学習に著作を不正使用しているとして、サンフランシスコの裁判所に同社を提訴した。写真はメタのロゴ。６月にカンヌで開かれたイベントで撮影（２０２３年　ロイター／Eric Gaillard）

Blake Brittain　Katie Paul

[１２日 ロイター] - ピュリツァー賞を受賞したマイケル・シェイボン氏を含む米国の作家グループは１２日、米メタ・プラットフォームズが人工知能（ＡＩ）ソフトウエアの学習に著作を不正使用しているとして、サンフランシスコの裁判所に同社を提訴した。

シェイボン氏、トニー賞受賞の劇作家デイビッド・ヘンリー・ファン氏、作家のマシュー・クラム氏らは、メタが著作の海賊版を含むデータセットを自社の大規模言語モデル「ラマ」に学習させていると主張している。

シェイボン氏らは先週、対話型ＡＩ「チャットＧＰＴ」を開発した米オープンＡＩに対し、同様の集団訴訟を起こしている。

メタの広報担当者は提訴についてコメントを差し控えた。原告側の弁護士もコメント要請に応じていない。

メタとオープンＡＩは７月にも、米コメディアンのサラ・シルバーマン氏などから著作権侵害で訴えられており、ＡＩ企業に対する著作権訴訟が増えている。