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午後3時のドルは147円前半、米CPI前の調整や原油高で円売り

ロイター / 2023年9月13日 15時32分

 9月13日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(147.06/147.09円)に比べてドル高/円安の147円前半で推移している。写真は米ドル紙幣。昨年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Hiroko Hamada

[東京 13日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(147.06/147.09円)に比べてドル高/円安の147円前半で推移している。米消費者物価指数(CPI)公表を今晩に控え持ち高調整の円売りや、原油高に伴う実需のドル買い/円売りフローが出たとみられているただ、米CPIを前に控えて次第にドルは小動きとなった。

ドルは朝方からじりじりと上昇し一時147.45円の高値を付けたが、買いが一服すると徐々に様子見姿勢も強まり午後は動意に欠く展開が続いた。

前日の原油先物市場では北海ブレントと米WTIがともに10カ月ぶり高値を更新し、実需のドル買い/円売りが強まったとの見方が出ていた。原油高を受けて、カナダドルは108円後半と、約2カ月ぶり高値を付けた。

市場参加者の関心は、米CPIや原油価格の動向に移っている。米CPIの結果が予想を上振れた場合は素直にドル買いが進行し148円を試すとの見方も出ている。T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネジャー・浪岡宏氏は、足元のインフレに加えて、「原油価格の上昇が続くと先々のインフレ加速懸念につながり、市場はやや神経質になっている」と指摘する。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が高まったり利下げが遠のいたりするだけではなく、「日本の貿易収支への影響が気がかりで、(原油高が続けば)実需のドル買い/円売りが一段と強まりやすい」(浪岡氏)という。

岸田文雄首相(自民党総裁)は同日、第2次岸田再改造内閣の顔ぶれを固めた。為替政策を所管する財務省の鈴木俊一財務相が留任となったことから、「為替政策が変化するとの思惑は出ておらず、市場への影響は限定的」(国内証券・チーフ為替ストラテジスト)だった。

ユーロ/ドルは1.0745ドル付近、ユーロ/円は158.37円付近で、いずれも前日のニューヨーク市場終盤に比べて小幅高となっている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.30/147.32 1.0743/1.0746 158.28/158.29

午前9時現在 147.15/147.18 1.0751/1.0755 158.23/158.27

NY午後5時 147.06/147.09 1.0753/1.0757 158.16/158.18

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